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高知東店

プチ中空三角ブロックの作り方と夏祭りのご案内です!

投稿日:2021年8月17日 更新日:

  • こんにちは。

いつも高知東店のブログをご覧いただき、誠にありがとうございます。

 

 

 

夏季休業中はご不便をおかけいたしました。

 

 

8月16日(月)より営業を再開しております。

 

 

おクルマのトラブルや必要なメンテナンス等がございましたら、お気軽にお申し付けください。

 

 

さて、営業再開後に早速ではございますが、今週末8月2122日と来週末2829日はSUBARUサンクスDAY!を開催いたします!

 

くじ引きで当たるアウトドアにぴったりのプレゼントお子さまのご来場プレゼント、更にマイスバル会員様限定のプレゼントなど、盆と正月が一度に来たような大奮発ぶりです!

 

 

また、毎度おなじみのタイヤSUBARUオンラインショップの商品純正部品&STI用品がお得に手に入る特別価格も実施します!

 

 

詳細はSUBARUサンクスDAY!の特設ページ(←クリックorタップで該当ページへ)をご覧ください!

(特設ページでは8月28・29日とございますが、8月21・22日も開催いたします。)

 

 

さらにさらに、高知東店オリジナルイベントもございます!

 

 

題して『高知東店の夏祭り!』

 

 

コロナ禍によりお祭りの中止が相次ぐ中、せめてお祭りの気分だけでもお愉しみいただきたいと思い企画いたしました。

 

 

時節柄、その場でお召し上がりいただけるような食料品はご提供できませんが、使い捨てやアルコール消毒にて対応できる輪投げ水ヨーヨー釣りといったミニゲームを予定しております。

 

 

どなたでもご参加いただけますので、是非四国スバル高知東店でこの夏最後のお祭りをお愉しみください!

※今後の状況により中止となる場合がございます。ご理解とご協力をお願いいたします。

 

 

 

ところで、小学生の皆さま!

(自動車ディーラーのブログでいきなり小学生に話を振るあたりがこのブログの恐ろしいところ。)

 

夏休みの宿題は順調ですか?

 

ゆとり教育最盛期の私の頃ですら夏休みの宿題は苦痛であったと記憶しています。

 

そんな私が唯一好きだった宿題は工作でした。

 

もう工作は終わりましたか?

 

まだであれば、そろそろ着手した方がいいかもしれせんね。

 

しかし、ご安心ください!

 

ブログ投稿日の本日は8月17日。

 

小学校の夏休みは一般的に8月31日までと言われていますので、明日から取り組めばまだ二週間あります。

(これが為にイレギュラーな火曜更新となりました。)

 

また、せっかく作るのですから可愛くて実用的で個性的なものを作りたいですよね!

 

そこで、これからでもまだ間に合う夏休みの工作を高知東店ブログらしさ全開でご紹介いたします!

 

まだ間に合う!
夏休みの工作!

△プチ消波ブロックを作ろう!△

 

 

 

今回は株式会社チスイ様中空三角ブロックを1/10スケールで製作しました。

 



 

△中空三角ブロックとは?△

 

中空三角ブロックは水の流れや波の威力を抑える(弱める)目的で海や川に設置されるコンクリート製の消波ブロック(波消しブロック)です。


外側は正三角形を基本としたデザインであり、4つの正三角形を組み合わせて作る立体の正四面体(正三角錐とも)となっています。

 

4つの正三角形の内側にはそれぞれ同じく正三角形の穴が開けられており、その穴はブロックの内部で繋がっています。


三角形の真ん中に開けられた三角形のこの穴こそが「中空」であり、その形状から中空三角ブロックと呼ばれています。

 

 



 

なぜ中空三角ブロックなのか?


好きだからです。

 



 

△所要時間△

 

私の場合はゼロからのスタートでしたので、試行錯誤の結果38時間(三日三晩)でした。

(買い出し・セメント硬化待ち時間等含む)

ですが、この記事の通りに行えば買い出しから完成まで12~15時間でできるのではないでしょうか。

 



 

△予算△

 

文具や工具がどれだけご自宅にあるかにもよりますが、私の場合は容器やプラ板、セメントなどで4,000円ほどでした。

 



 

用意したもの


・中空三角ブロックの諸元表
株式会社チスイ様の公式サイトでご覧いただけます。


・シャープペンシル等の筆記用具
線を引く際に使用しますが、先端が細いほど正確に作図できます。私は横着にも鉛筆を使用しました。


・厚紙(製図用ケント紙)
型枠の型紙を作ります。


・アルミスケール(30cm)
長さを測ったり線を引いたりカッティングしたりと大活躍です。特に裏面に滑り止めのついたものが便利です。


・三角定規
アルミスケールと組み合わせて平行線を描く際に使用します。


・コンパス
正三角形や垂線を容易に描くことが出来ます。


・分度器
コンパスで作図が難しい微妙な角度を測る際に重宝します。


・カッターマット
コンパスの針を刺したり紙やプラ板の裁断時に敷きます。雑誌や新聞紙などでも問題ありませんが、平らな方が正確な作図が容易になります。


・カッター(紙用)
ハサミでもいいのですが、型枠となるプラ板を加工する際に細かい箇所は火で熱したカッターを使用すると綺麗に仕上がります。刃物の扱いには十分に注意してください。


・油性ペン
プラ板に型を描く際に使用します。


・プラ板(450×600mm)

厚みは1mmです。変性ポリエチレンテレフタレートという材質で、熱した刃物を使用しても有害物質を出さずにカットできます。断面で怪我をしないように注意してください。


・カッター(プラスチック用)
1mm厚のプラ板は気合い次第で紙用のカッターでも切れなくはないですが、刃も痛みやすく効率も悪いのでプラスチック用のカッターを構えておいた方がいいでしょう。プラ板に折り目をつける際にも軽くカッターを当てておくと綺麗な直線に折れます。刃物の扱いには十分に注意してください。


・ライターやガスバーナー
プラスチックの板を加工する際、紙用のカッターを熱するのに使用します。火の扱いには十分に注意してください。


・ビニールテープ
型枠を組み立てる際使用します。特に接合部はセメントや水分が漏れ出さないように確実な貼り合わせが必要になります。

 

 

・流し込みセメント
型枠の隅々に行き渡らせる為、流動性の高い流し込みセメントを使用します。水を加えるだけで構わない優れものです。今回のサイズであれば1,300gで十分足りますが、より大きなものを作る際は途中で足りなくなると大変なので余分に購入しておくことをお勧めします。粉末を吸引しないように注意してください。


・新聞紙
セメントを扱う際は卓上に敷いておくと万が一セメントをこぼしても安心です。また、セメント打設後の養生で被せて使用することも出来ます。


・トレー
セメントを練る際に使用します。100円均一ショップなどで手に入ります。その辺にあったものを使用しました。


・トレー
セメント打設時の汚れ防止に使用します。ホームセンターで200円以内でした。


・コテ
セメントを練る為に購入しましたが、かまぼこ板のような木の板でもいいそうです。今回使用するセメントは流し込みタイプなのでコテで均す必要もありません。


・補修カップ(塗料調色用)
セメントを流し込む際に使用します。カップを固定するホルダーと一緒にホームセンターで数百円で購入しました。


・計量カップ
セメントに混ぜる水を軽量します。


・三脚(アルコールランプ用)
セメント打設時の型枠固定用に使用します。固定さえできればアルコールランプ用の三脚である必要もありませんが、セメントは重量がありますので頑丈な金属製の三脚が都合が良かったです。


・マグカップ
セメント打設時に型枠の下に設置しましたが、溢れたセメントの餌食になりますのでお気に入りのカップは使わない方がいいでしょう。

 

 



 

作り方

 

では、実際に作っていきましょう!

 


 

工程1〜厚紙で型紙をつくる〜


中空三角ブロックの諸元表をもとにセメントを流し込むための型枠の型紙を作成します。

今回は1/10スケールということで、実物の長さをそれぞれ1/10(10で割る)だけなので簡単です。

例えば、1t型の場合は外側の正三角形の一辺の長さが1.212m(121.2cm)であるため、1/10の12.1cm(以下、小数点第二位を四捨五入)となります。

なお、中空部(内側の正三角形)に関しては諸元表を見ても表面側しか数値が掲載されていません(60.06cm)。

そこで、今回は港で実物を計測してきた数値をもとに、奥行きを2.9cm、奥の正三角形一辺の長さを4.4cmとしました。

 

ポイント①

単に展開図を作るのではなくセメントを流し込んだ後に脱型する(だっけい:型枠を取り外す)ことを考慮する必要があります。今回は外枠3面と中枠4個で構成しました。

 

型紙の寸法は下図を参考になさってください。

 

画質が荒い上に字も汚いので申し訳ありません

 

作図が終わったらカッターやハサミで切り抜きます。

 

 


 

工程2〜プラ板で型枠をつくる〜


工程1で作成した型紙をもとに、プラ板に油性ペンで型を写します。


ポイント②

プラ板を切り抜く際は型枠の線の内側を切ることで型紙通りの寸法になります。

線の中心や外側をカットしてしまうと1〜2mmほど大きくなってしまいますので注意が必要です。

 

長い直線はアルミスケールを当ててプラ用のカッターで切れ目を入れて、プラ板を折りながら切り取ります。

細かい箇所はバーナーで熱した紙用のカッターの刃を素早く当てると簡単に裁断できます。

 

※プラ板は硬く切り取りは難しくなっています。保護者の方は怪我をしないようにサポートいただくとともに、必要であれば切り取り工程のみ交代をお願いします。

 

ポイント③

熱したカッターをプラ板に長時間当てると断面の歪みの原因になりますので、素早く切り取りましょう!

 

また、全ての面ごとに分割すると接合箇所が増えてしまい手間が増えてしまいますので、折り曲げられる箇所は極力折り曲げます。

 

ポイント④

折り目をつける際にはプラ用のカッターで折り込む側に浅く傷をつけておくと綺麗に曲げられます。

 

 


 

工程3〜型枠を組み立てる〜


外枠に中枠をテープで固定していきます。

 

ポイント⑤

流し込みセメントは流動性が高い為、隅々に充填出来ますが、型枠の内側にテープなどによる段差があるとそのまま表面の仕上がりに影響しますので、極力セメント側にはテープを貼らないような工夫が必要です。

 

3面の外枠と内枠を固定したら、それらを結合します。


ポイント⑥

わずかな隙間であってもセメントや水分が漏れ出してしまいますので、結合箇所は確実にテーピングしましょう。

 

 


 

工程4〜型枠設置〜


実物の中空三角ブロックも0.5〜25t型は正四面体の一面が上部で水平になるように逆打ちをします。

つまり、型枠の頂点を真下にした状態で固定する必要があるのです。

安定させる為に逆さにした三脚で型枠を固定し、その下部に正四面体の先端を保護する為のマグカップを設置しました。

マグカップは頑丈であり、打設後の移動時にも取手があることでとっても便利です。

マグカップ、三脚、型枠を固定したら打設用のトレーに置いて型枠の準備は完了です。

 

 


 

工程5〜セメント練り〜


セメントを袋からトレーに取り出し、指定されている量の水を入れて練ります。

今回はセメント一袋1.3kgに対して水250〜280mlとのことでしたので中間値の265mlを使用しました。

 

ポイント⑦

水を入れてからはスピードが求められますので手際良く練りましょう。

 

 


 

工程6〜セメント打設〜

 

満遍なくセメントと水を練ったら直ちに補修カップに移し、中空三角ブロックの型枠に流し込んでいきます。

この際、三本の柱に均等になるように流し込み、上部まで達したら三角形をなぞる様に型枠いっぱいまで入れます。


ポイント⑧

型枠がやや複雑なのでセメントの充填が不十分な場合があります。打設直後に下部のマグカップを持って軽く振るい、もし上部の面が沈降したら速やかにセメントを補充しましょう。

 

 


 

工程7〜養生(ようじょう)〜


打設が終わったらセメントに直接当たらないように少し浮かせて新聞紙を被せて硬化するまで待ちます。

極度に乾燥しないように、また、温度差が大きくならないように注意しながら安置します。

 

ポイント⑨

サンホーム工業の流し込みセメントは30〜60分で硬化するとのことですが脱型する際に崩れる恐れがある為、私は9時間ほど待ちました。

 


 

工程8〜脱型〜


ある程度硬化したら脱型します。

型枠を固定していたビニールテープを剥ぎ、一面ずつ慎重に型枠を外していきます。

 

ポイント⑩

中枠は特に固着しやすいので、中空部の反対側から指で突いてみたり、型枠とセメントの間にカッターの刃のような薄いものを挿入して隙間を設けてあげたりすると外しやすくなります。

 

 


 

ついに完成しました!

 

左が2号機/右が寸法の誤った試作1号機

 

正四面体の美麗なフォルム


ラーメン構造が織りなす力強さと愛らしさの調和


セメントの艶やかな灰色と冷涼な触り心地

 


これは紛うことなき私の愛する中空三角ブロックです!

 

中空から覗く中空三角ブロック

 

その上、それが手載りサイズともなれば愛玩動物に通ずるものがあります。

 


触れているだけで幸せになり、オキシトシンがドバドバ分泌されますね。

 


ストレス社会の現代にあって、心に平穏をもたしてくれるものの存在は尊く、肌身離さず持ち歩きたくなります。

 


また、実際に中空部があるおかげで指を掛けやすく、持ち運びも便利です。

 


気になる重さは906g。

 

 


見て触れて心地良いだけでなく、卓上ではペーパーウェイトペン立てに、寝室では間接照明にも打って付けです。

 

 

 

もう少し拘るなら、実物のように中空部の面取り(角を取る作業)を行うと、よりリアルなディテールになるでしょう。

 


私も試作1号機で面取りを試みたのですが、金属製のヤスリがセメントに負けてツルツルになってしまいましたので、2号機では面取りはしていません。

 

 

ちなみに、試作1号機は各部の寸法を間違えてしまったのでやや不恰好ですが、重量は約2kgで筋トレに丁度いいかもしれませんね。

 

 

いかがでしたか?

 


今回製作した中空三角ブロック以外にも世の中には沢山の消波ブロックがあります。

 


それらの公式サイトでは寸法が記された諸元表が掲載されていることも多いので、皆さまもそれぞれにお好きなプチ消波ブロックを製作してみてはいかがでしょうか?

 


また、完成した消波ブロックの表面をラインストーンなどでお好きなデザインにデコレーションしてみても楽しいかもしれませんね!

 


手載りサイズならではの楽しみ方です。

 


さらにさらに、「自由研究もこれからだよ!」という方はセメントが硬化する仕組みについて調べてみたり、セメントの強度を高める打設方法などを検証してみると、工作と自由研究が一石二鳥で仕上がりますよ。

 


いずれにしてもせっかくの夏休み、宿題に追われるのではなく、楽しみながら可愛い消波ブロックを作ってみてはいかがでしょうか。

 

 

 

 

どうやら途中から小学生向けの記事ではなくなってしまいました。保護者の皆さまにはお手数をおかけいたしますが、お子さまのお手伝いをお願いいたします。

8/20 つの

高知東店の試乗車です!