こんにちは。
いつも高知桟橋通店のブログをご覧いただき、誠にありがとうございます。
まずはイベントのご案内です!
明日10月18日よりスバル中四国オリジナルイベントとしましてスバル先進体感フェアを開催いたします!

普段のご試乗では体感いただくことが容易ではないEyeSightの運転支援をご体感いただけるチャンスです!
所要時間を1時間ほど要する為、完全予約制となりますので担当スタッフもしくは店舗までご予約をお願いいたします。
高知桟橋通店
10月26日(日)までの期間限定イベントとなっておりますので、皆様のご予約を心よりお待ちいたしております!
ところで、最近私どものブログが大きく変わったのですが、何かお気づきでしょうか?
そう、過去の記事が一掃されたのです!
\スッキリー!/

画像は高知東店の閲覧数ランキング
検索時にトップに出てくるキャンプ道具積載シリーズや消波ブロック紹介の記事も、いざ開いてみると「お探しのページはありませんでした。」と表示されますので、折角このページまでたどり着いてくださった方にいささか申し訳なくもあり、、、


また、今回削除された2022年以前の記事と言えば、毎週楽しみつつも、文字通り身を削りながら書いておりましたので、私としては我が子を失ったかの如き喪失感なのですが、落ち込んでばかりもいられません。
あの頃とは環境も変わりブログのネタ探しも一筋縄ではいかない今、むしろ好機と捉えて駄文の中でも比較的有益と思える記事を復刻版として復活させようと思い立ったわけです!
その第一弾としては、スバルに全く関係のない記事でありながら四国スバル(当時)の閲覧数の稼ぎ頭の記事であった2020年3月13日の記事『《蛍の光》と《別れのワルツ》の聴き分け方です!』です。
ぜひ、ご覧ください!
今年度も残すところ18日と短くなってきましたね。
※記事掲載当時は年度末の3月13日でした
デパートの1日で例えるともうすぐ《別れのワルツ》が流れ出す頃でしょうか。
という強引な前振りにより始まるのは、今回のブログのテーマ
『《蛍の光》と《別れのワルツ》の判別』です!
デパートなどの商業施設で閉店が近づくと流れ始めるあの曲が、実は《蛍の光》ではなく《別れのワルツ》という異なる名を持つ曲であることはご存知の方も多いはず。
しかしながら、実際に聴いてみると《別れのワルツ》ではなく本当に《蛍の光》のインストゥルメンタルだったりすることもあるのです。
※私が一番利用するスーパーがまさにこれです
そこで、今回はこれらを聴き分ける方法をいくつかご紹介いたします。
①拍子を数えてみる
そもそも、なぜこんなに似ているのかと言うと、いずれも同じ曲をもとにしている為です!
《蛍の光》はもともとスコットランドの民謡《オールド・ラング・サイン(Auld Lang Syne)》のメロディをもとに、我が国の学校教育用に稲垣千穎(いながきちかい)さんが作詞した詩を載せた曲とされています。

一方で《別れのワルツ》は1940年に公開された映画『哀愁(Waterloo Bridge)』の劇伴として《オールド・ラング・サイン》をワルツにアレンジした曲がありましたが、その曲を日本でレコード化する際に、古関裕而(こせきゆうじ)さんが採譜(俗に言う耳コピ)し、更にアレンジを加えて《別れのワルツ》として発表されました。

余談
映画『哀愁』の中では3拍子のワルツが印象的ながら、実は原曲と同じ4拍子の《オールド・ラング・サイン》も流れています。気になる方は是非映画をご覧ください。
閑話休題、いずれも《オールド・ラング・サイン》をもとにしていますので似ているのも当然ですが、その大きな違いは拍子にあります。
《オールド・ラング・サイン》と《蛍の光》は四拍子です。

四拍子はカウントすると
1・2・3・4・1・2・3・4…
と続きます。
一方《別れのワルツ》はワルツ(円舞曲)の名の通り三拍子です。

カウントすると
1・2・3・1・2・3…
となります。
ここで少しだけ厄介なのが《蛍の光》も《別れのワルツ》も小節の1拍前から始まることです。
これはアウフタクト(弱起)と呼ばれるもので、わかりやすく言えば歌い出しが1拍目以外の場合を指します。
弱起で始まる四拍子の曲はヘンリー・クレイ・ワークさんの《大きな古時計》や坂本九さんがカバーした《見上げてごらん夜の星を》などもそうですし、最近では米津玄師さんの《Lemon》も有名です。
三拍子だと世界で一番歌われている英語の歌としてギネスにも登録されている《Happy Birthday to You》や卒業シーズンにぴったりの《仰げば尊し》、それに《知床旅情》なんかもそうですね。
《蛍の光》の場合は
1・2・3・4・1・2・3・
1・2・3・ほーたーーるのー
という具合に1拍目ではなく4拍目から始まっています。

同様に《別れのワルツ》では3拍目から始まりますので
1・2・3・1・2・3・1・2・
1・2・ほーたーーーるーのーーー
となります。

その点に注意しつつ、実際に聴ききながら「1・2・3・4・1・2・3・4…」とカウントしてみてください。
ピッタリとハマれば四拍子の《蛍の光》ですし、ずれてしまい気持ちが悪い時は「1・2・3・1・2・3…」とカウントを三拍子に変えてうまく合えば《別れのワルツ》です!
もちろん試す順番はどちらでも構いません。
更に《別れのワルツ》の場合は、伴奏としてドラムなどの打楽器が2拍目と3拍目を刻んでくれていますので、大袈裟に言うと「ズン・チャッ・チャッ・ズン・チャッ・チャッ…」というリズムがワルツらしく誇張されています。
このリズムを聴きとることが出来れば間違いなく《別れのワルツ》であると判別できますが、あまり伴奏を意識できない場合は「1・2・3・1・2・3…」でも「ズン・チャッ・チャッ・ズン・チャッ・チャッ…」でもどちらでも、ご自身の感覚に近い方で拍子をとってみましょう。
②実際に歌ってみる
拍子の話をしましたが、わかりにくかったという方は実際に流れてくる曲にのせて《蛍の光》の詞を歌ってみると良いでしょう。
もし《別れのワルツ》だった場合は歌い方に無理が出てきます。
例えば下の譜例をご覧ください。

上が皆さまがよく歌っている《蛍の光》で、下が《別れのワルツ》です。
《蛍の光》は四拍子なので「蛍の光、窓の雪」までをたったの4小節(4分音符16個分)で歌いますが、三拍子の《別れのワルツ》は同じ歌詞を8小節(4分音符24個分)かけて歌うことになります。
この差は例えば歌詞の語感に合わず間延びした印象を受ける点などに表れます。
※《別れのワルツ》は小節の頭ごとに2分音符(4分音符二つ分)が入る為
つまり、歌詞をのせて歌った際の違和感こそ歌詞をのせることを想定していない《別れのワルツ》である証拠なのです。
※双子の女性歌手で有名なザ・ピーナッツさんが《別れのワルツ》に蛍の光の詞を載せて歌っている音源もあり、4拍子とは異なる趣があります
③覚える
①も②も難しいとなれば、最終手段として《別れのワルツ》を覚えてしまうやり方もあります。
現在、一般的に多く用いられている《別れのワルツ》の音源は株式会社USEN様が24時間流しているものや、それ以外のものも含めて極めて似たようなアレンジになっています。
《蛍の光》には多種多様なアレンジが存在し、その全てを覚えるのは極めて困難です。
そこで、《別れのワルツ》でないことを確認し、消去法で《蛍の光》と判別する方法も不可能ではありません。
そこで、お店の迷惑にならない程度に閉店前に聴き込んで頭にインプットしてみましょう。
しかしながら、私も調べるうちに《別れのワルツ》にもUSEN版等とは大きく異なるアレンジがいくつかあることが判明しました(②で取り上げた打楽器によるわかりやすい伴奏がない等)。
私はそれらの特殊なアレンジが実際の店舗で用いられているのを聴いたことはありませんが、存在する以上このやり方は極めて限定的と言えます。
やはり、拍子を捉えるか実際に歌ってみる方法をオススメします。
ということで、今回は《蛍の光》と《別れのワルツ》の聴き分け方をご紹介しました。
デパートなどでは店内BGMが様々な意味を持っていることもあるそうです。
「今流れているこの曲はなんだろう?」「どう言う意味なんだろう?」と考えてみるとショッピングがもっと楽しくなるかもしれませんよ!
営業時間中は是非BGMに少しだけ耳を傾けてみてはいかがでしょうか?
さて、復刻版はいかがだったでしょうか?
初めてご覧になった方は初めまして。
当時、ご覧いただいていた方はご無沙汰しております。
改めて、このスバルに何ら関係ない記事が四国スバルの閲覧数トップに長らく君臨し続けたのは異常事態でしたが、この記事をきっかけにご来店いただいたお客様もいらっしゃいましたので、世の中何があるやらわからないものです。
次回以降の復刻版シリーズではもう少しスバルにまつわる記事も掲載したいと思いますので、引き続きお付き合いいただけますと幸いです。
昨今、復刻版やらリバイバルやら流行ってますよね。大変コスパの良いネタを見つけちゃいました。執筆を頑張った当時の自分に感謝を伝えたいです(笑)
2025.10.17 つの
前回:SF!F!Fです!
